ムジナモの室内観察
寒い冬でも、写真のように小さい入れ物(昆虫飼育用)を窓際に置くと、セリの緑で心が安まり、冬芽の様子も見られて面白いものです。
冬は、ムジナモを忘れがちですが、こういう楽しみ方もあります。
各部の活動の様子もご覧下さい。活動内容→各研究部へ
水路の掘削
令和5年度に向けて、数カ所の水路を掘削しました。
宝蔵寺沼が水田として利用されていた頃には「さでかき」という、泥のかき上げが行われていました。
今回は、重機を入れて岸付近を浅めに掘った他、ムジナモ保存会会員が、手堀りでマコモの根の除去を兼ねて浅い水路を作りました、今後、効果について検証していきます。
令和4年度の活動計画(抜粋)
観察会 3月~11月 毎月第一土曜日 10:00~ 集合 公園展望台
ムジナモ保存会議 ①7月16日(土)13:30~ 会員・一般 ムジナモ提供
②10月15日(土)13:30~ 会員・一般 ムジナモ提供
共催事業
〇見学会 7月13日、20日、27日、8月3日、7日 計5回
水曜日11:00~ 農村センター集合 羽生市教委主催事業
〇「ムジナモを育ててみよう」講座 さいたま水族館主催 講師派遣
〇水族館主催ムジナモ自生地見学会 7月24日(日) 講師等協力事業
〇三田ケ谷小学校との共催事業・講師派遣等
第2回保存会議の終了後。宝蔵寺沼において、ムジナモ生育状況の観察。オタマジャクシ捕獲。環境整備。などを行いました。
現在の宝蔵寺沼は、ヨシ刈りの作業中で、手前のヨシもなくなります。
今年から、冬場、カモが身を隠せる場所がなくなるよう、見渡せる状態に刈る予定です。
R3,10,16
宝蔵寺沼の観察・食害生物駆除
後半は、展望台前に集合し、観察の順番や駆除の手順を確認しました。
内容は、各水路の
①オタマジャクシの駆除
②道路近くの斜面のゴミ拾い
③伸びてきたマコモの刈り取り
④全体的な環境整備
ゴミは、多少ありましたが、粗大ゴミや危険物はありませんでした。皆さ
んの環境を守る意識が高いように感じ
ました。 R3,7,10
年度別ムジナモ数(各年度の最高数)
※ 2012年以前でも、放流したムジナモが翌年浮
上し、夏に増殖することが度々確認されている。
例えば、2011年(平26)には、春に約10 0株が浮上して増えたが、放流した株に紛れて追跡
調査が出来なかった。
2013(平25)10月 約500株
以後、自然増殖区域を設定、ムジナモの放流を中止
2014(平26) 9月 4,040
2015(平27)10月 12,050
2016(平28) 9月 151,566
2017(平29) 7月 約230,000
2018(平30)10月 456,260
2019(令 1) 7月 439,700
2020(令 2)10月 467,000
2021(令 3) 9月 976,140※
2022(令 4) 6月 214,682
このムジナモ数は、自生地全体の数であるが、ほとんどは、自然増殖区域で自力繁殖したものである。
会員の皆様に
令和3年度 主な活動
第1回ムジナモ保存会議 7月10日
第2回ムジナモ保存会議 10月16日
ムジナモ観察会 毎月第1日曜日 10:00~
ムジナモ見学会 7/14・21・28 8/4 火曜日
申込み 生涯学習課生涯学習課
ムジナモ発見100周年事業
パネル展示 7月から 市役所、他
記念講演 7月18日(日)13:30~15:00
埼玉大学 金木康子教授 産業文化ホール(小)
羽生市教委生涯学習課へ申込む 048-561-1121代
「ムジナモの里歴史探訪会」
10月2日(土)9:30~11:30
内容 宝蔵寺沼・地域の石仏等の文化財めぐり
その他 三田ヶ谷小学校指導・さいたま水族館協力事業
広報はにゅうにて募集
埼玉県レッドデータブックでは、宝蔵寺沼のムジナモは「野生絶滅」のカテゴリーです。つまり自力で繁殖できず放流に頼っている状態と見なされています。
(環境省レッドリストでは、絶滅危惧I類(CR))
しかし、ここ10年くらいは、宝蔵寺沼の一部において放流に頼ることなく、冬芽→成長→分岐→冬芽→「次の年の成長」のサイクルを安定して繰り返していくようになりました。
したがって、当保存会では埼玉県レッドデータブックの改訂にあたり「野生絶滅」を外していただけるよう。行政や、関連機関に働きかけていくことも大きな活動目標となりました。
役員の変更
副会長が、関口努さんから野中孝一さんに替わりました。(任期 令和2年3月31日まで)
野生絶滅から絶滅危惧種へのレッドデータブックのカテゴリー変更への働きかけ。
※ 試験放流場所の限定。
ウシガエルのオタマジャクシ駆除など、環境整備への推進。
宝蔵寺沼北側に新設された展望台の活用。
(保存会の活動紹介・ムジナモの生態など掲示)
↑ 展望台 定期観察会の実施。広報活動の推進。各機関、
施設等との連携。
参考 宝蔵寺沼略図
赤線内 自然増殖区域
※ 平成25年以降、放流は行っていません。
緑の線内 試験放流区域
※ 教育委員会と連携し、放流します。
黄色の区域 三田ヶ谷小学校放流区域
※ 三田ヶ谷小学校児童が育てたムジナモを放
流します。
日時 平成30年5月26日(土)
場所 三田ヶ谷農村センター 1階 大集会室
内容 総会及び講話(埼玉大学 金子康子教授)
平成29年5月13日(土)羽生市三田ヶ谷農村センターにおいて総会が開催されました。
保存会の活動方針として、ここ数年ムジナモが順調に増殖していることから、放流箇所の見直しや会員の協力を得て、食害対策や観察会を充実させることなどを提案し了承されました。
また、総会後、埼玉大学の金子康子教授からレッドデータブックでムジナモのカテゴリーが「野生絶滅」から「野生復帰」になるための取り組みについて講話をいただきました。
平成28年10月29日~11月27日まで、羽生市立図書館・郷土資料館展示室において行われます。
本部は、各部の統括をしております
保存会の目的は、ムジナモの保護・増殖に関する調査・研究を推進し、文化財に対する意識の向上及びムジナモ自生地宝蔵寺沼の保全を図ることを目的としています。
上記の目的を達成するために、以下の事を行っています。