冬を迎える宝蔵寺沼

令和5年度ムジナモ数

117万3580株(R5.9.3)

ムジナモ阻害要因

食害 カモ・ザリガニ・オタマジャク

  ※センチュウが増加傾向

樹木が増加 一部伐採を行いました。

県レッドデータカテゴリー 野生復帰へ

 

令和4年度のまとめ 

 ムジナモ最高数

 116万1200株 

  R4,10,9現在(埼大 金子教授 調査)

 生長がよい水路 

  №7 №28 №35 №44

 生長が思わしくない通路

  №8~13・16 №21・24~27 №32

 主な阻害要因

  ウシガエル幼生・アメリカザリガニ

  アゾラの繁茂 №30-W №31 №44 等

 

 

令和4年度 ムジナモ数

R4,9,4 合計 415,460株

 ・7月末より微増

 ・植物の日影のため生育遅れ?草刈り時期の検討

 ・アゾラ、オタマジャクシが増えている

R4、3,6 合計 35,060株 例年より若干少ない

表は6月までの状況 

令和3年度 自生地ムジナモ数・最新版

  ムジナモ数の変遷

 

 3月 7日  48,615株

 4月11日 228,020

 5月16日 388,490

 6月20日 128,270

 7月25日 703,140

 9月14日 976,140

       ※過去最高数

10月10日 784,400

 参考

R2,10,4 467,000

 

自然増殖区域

 ・どの水路も好調

試験観察区域

 ・かなり増殖した水路とまったく  

  増殖しない水路がある

 ・東側(道路寄り)で増殖してい   

  る傾向がある

三田ヶ谷小観察区域

 ・概ね良好

本年度の特徴

 ・例年より、開花が少ない。

        R3,10,16

 

 

令和3年度 ムジナモ数中間報告

令和3年7月25日現在

  約70万株

自然増殖区域(緑線)

・自力で増殖している。

・特に、真ん中辺りの南北の水

 路がほとんど何万株となって

 いる。

・左側部分(公園の大きな池寄  

 りの東西方向のNo.21・3  

 8は何千株のオーダーである。  

・右側部分(北東部分)も2千  

 から4千株と若干少ない。

 

今後の取り組み

 自然増殖区域と他の区域の生育の違いの理由。また、自然増殖区域の中でも水路によって、増殖数になぜ違いがあるのか今後も引き続き研究していきたい。

令和3年度 保存会議 中央付近の水路の観察

 中央付近の水路の生息状況を確認する参加者の皆さん。

 この後、日本精工や東亜酒造・羽生積水の有志の皆さんと、ウシガエルのオタマジャクシやアメリカザリガニ、草食魚などの駆除に参加しました。

 ここ数年の取り組みで、食害が大幅に減りました。最近何十万株と増殖するのも、こうした皆さんのご協力のお陰と感謝いたします。        R3,7,10

令和3年度の方針

ムジナモが生息していない(できない)水路の調査と改善を図る。

 

 

令和2年度 ムジナモ増殖状況等 報告

   月ごとの株数の推移

 3月   50、850株

 4月   56,130

 5月   37,020

 6月   55,600

 8月  238,600

 9月  370,500

10月  467,000 ※過去最高数

 

生息数の変遷の特徴

※生息域が沼の西方向(大池寄り)に広がる

 傾向がある。

※これまでムジナモが生息せず放流もしてい

 なかった水路に急に増えた。これは冠水で

 流れ着き増殖したものと考えられる。ムジ

 ナモの本来の生態ともいえる。

  レッドデータブックの野生絶滅の解除

 結び付く出来事ともいえます。

 

 

 

令和2年9月現在のムジナモ数。合計約37万株

 5月頃、急速に数が減りました。アメリカザリガニやオタマジャクシの食害もありましたが、水質が悪くなったのが主な原因と思われます。

 今後の対応として、水族館と連携して計画的な排水を行い、水の流れと水質改善を図る。また、増水時に流れたムジナモを水路に戻していたが腐敗し水質が悪くなるので戻さない。一時的に減少しても水質が良くなれば一気に増殖する。

2019年 自生地ムジナモ数一覧

令和元年度のムジナモ生育状況

令和元年11月10日  約150,000株

    10月 6日  約324,000株

    10月12日  台風19号が関東地方を通過。宝蔵寺沼冠水。

    10月 6日  約324,000株

     9月 1日  約411,000株

     7月22日  約439,000株

     6月 9日  約208,000株

     5月12日  約152,000株

     4月14日  約119,000株

平成31年3月    約 80,000株の浮上を確認。

平成31年4月    約120,000株に増殖。

          ※例年、食害の多い時期で、若干何かに食べられた形跡があり3月より減少し          

           た場所もある。(全体的には、増殖している。)

 

 

 

平成30年 ムジナモ生育状況

平成30年4月のムジナモ数

     全体 22,130株(昨年同期より少ないが、数的には問題ない)

※№2で増殖している。(毎年今の時期に消滅してた)

    生息数の多い水路

№6     4,600    A区域(放流をしない区域)

№20-2  1,600     全体に繁殖は良い。自力で増殖している。

№23    2,600    B区域(中央のやや深い部分)

№28    1,870     例年、放流しても定着しないが、一部水路

№29    1,120    (№2と№3)で残っているのは、希望が

№33      910     持てる。

№36    2,850    c区域(三田ヶ谷小学校の放流区域)

№37    1,030     全体に順調。

平成30年3月のムジナモ数

2018.3.11     2017.3.12   2016。3.13

   12,500        28,470       6,130

 

ほとんどの水路で多くのムジナモが浮上していたが、特に多いところは

          № 6 1,950

          № 7 1,680

          №23   990

          №30 1,200

          №36 1,450

  ※北側の区域(A区域)で多く浮上している。これからも浮上してくる模様。

  ※今年の浮上数は昨年より少ないが、むしろ適度な数であるかも知れない。

  ※ウシガエルのオタマジャクシは、減少していてほとんど見られない。

                       調査  埼玉大学 金子康子先生

 

平成29年度 ムジナモ株数の推移

 28年   9月   約15万株

      10月   約 9万株

 29年   3月   約 3万株 ※昨年繁殖し、越冬したムジナモ。

       4月   約 6万株

       5月   約 9万株

       6月   約14万株

       7月   約23万株 ※過去、最高の株数です。

       8月   約17万株

       9月   約20万5千株

      10月   台風による冠水

      11月   約5万3千株

 

平成28年度 生育状況

平成28年度 生育状況

 この調査は、埼玉大学調査チーム・羽生市教育委員会・ムジナモ保存会が調査した内容の一部です。

 7月現在、宝蔵寺沼には、約5万~6万の株が生育していると思われます。

 なお、ムジナモ生育の阻害要因は、ウシガエルのオタマジャクシや魚類の食害が最も大きいものとなっています。

速報 h28 ムジナモ数

 平成28年5月15日現在の、ムジナモ生息数は、30,795株となっており、宝蔵寺沼には、多くのムジナモが定着してきた様子が分かります。

 今後の課題は、ウシガエルのオタマジャクシによる食害を防ぐことです。

平成27年度 ムジナモ生育状況調査

 この調査は、自生地復元部、尾花部長さんがまとめたものです。現在、宝蔵寺沼には、約1万株を超えるムジナモが生息しています。

定着が進むムジナモ

 平成26年から27年度当初のムジナモ生育状況を報告します。

 昨年の9月の時点で、約4,000本以上確認されていたムジナモが、下の表の通り、順調に越冬した場所もありますが、消滅してしまった場所もあります。

 消滅してしまった主な原因は、カモ類、魚類、ウシガエルのオタマジャクシ、アメリカザリガニ等による食害であることが分かっています。

 順調に越冬した場所は、水深が浅く、大型のコイが入れなかったため、食害を受けなかったと思われます。また、カモ類が着水出来ないようにネット等で防いだ場所も多くの株が越冬しました。

 

 

奈良県視察報告