宝蔵寺沼・周辺で見られる野鳥の写真を掲載しました。
広報ムジナモ10月号は、活動内容から広報部をご覧下さい。
令和6年度
第2回ムジナモ保存会議開催
ようやく秋らしくなった10月12日本年度2回目の保存会議が開催されました。
協議事項では①宝蔵寺沼ムジナモの増殖状況について、埼玉大学 金子康子教授から説明があり、10月にムジナモ数が111万9400株であり、4年連続で100万株を超えたが、ムジナモだけでなく様々な動植物が生息することが大切であるとお話がありました。
②会員から、観察会での、沼の湧き水と流れの調査等についての報告がありました。
写真は、沼の観察及びアゾラ駆除の様子。
お知らせ
令和6年度第2回 ムジナモ保存会議について
1 日 時 令和6年10月12日 13:30~
2 場 所 農村センター
3 内 容 ①会議(増殖状況・観察会報告・情報交換、等)
②自生地観察 帽子・長靴・水筒等ご用意ください。
(アゾラ駆除・コイ、ウシガエル、ザリガニ等駆除作業)
※ムジナモ配布(会員・一般)13:30頃~
キアゲハが羽化しました
庭先で、皆さんに配布するためにセリを栽培していますが、そのセリの葉をせっせと食べて、一頭のキアゲハが8月9日の朝に羽化していました。
暑い日が続く中、なんとなく、うれしくなりました。
皆様のご協力で階段設置
昨年のテレビ放映でムジナモへの関心が高まり、自生地見学に訪れる団体などが増えました。
自生地には展望台脇から入りますが、けっこう急坂で滑りやすく、水路を渡るのも心もとない渡り板があるだけでした。
そこで、本会の活動に賛同する羽生イオン様、ラッシュ様から頂いた支援金で、写真のように、渡り板を入り口他数カ所に設置しました。
また、階段は新久建設様に寄贈していただきました。これで、安全に出入りできるようになりました。皆様、ありがとうございました。
令和6年 第1回ムジナモ保存会議
令和6年7月18日(土)農村センターにおいて本年度1回目のムジナモ保存会議が行われました。
はじめに埼玉大学の金子教授から自生地の調査についてお話が有り、埼玉県レッドデータについて、次回にはムジナモが野生絶滅から野生状態に変更される見通しとのことであった。
また、浅めの掘は増殖し、深い堀は、コイやザリガニの食害が多い傾向がある。
今後、特にコイの捕獲に取り組んで欲しい。とのことであった。
その他、6月にムジナモの花が咲いた事例、会員の栽培事例をもとに情報交換・2班に分かれ自生地の観察(写真)等が実施されました。
お知らせ
埼玉県立川の博物館(寄居町)
自然の国宝展→天然記念物から見た埼玉の自然
ムジナモ・カモシカ・シラコバト・ムサシトミヨ・ミヤコタナゴ・古秩父湾海棲哺乳類化石 の展示・解説
関連イベント
〇さいたま水族館とムジナモ自生地見学会
7月21日(日)10:00~
〇ムジナモストラップづくり
8月6日(火)10:30
問い合わせ かわはく tel048-581-7333
お知らせ 今後の行事予定
〇第1回ムジナモ保存会議 7月13日(土)13:30~
当日、農村センターでムジナモを無料配布します。
会員・一般市民。申し込み不要。手ぶらでどうぞ!
〇ムジナモ見学会(羽生市教委主催)※水曜日
7月 17・24・31 8月4(日)・7 各10:00
ムジナモの花を見るチャンス。展望台集合
〇川の博物館・さいたま水族館主催 見学会7/21
川の博物館(寄居)自然の国宝展 ~9/1ムジナモ
初夏の装い・・・宝蔵寺沼
夏に向かい、ヨシがぐんぐん伸びてきました。
ムジナモも順調に成長し5月12日現在、約27万株で昨年同期と比べ約2倍となっています。
写真は、雨の中、宝蔵寺沼の除草作業をする管理人の島田さんです。
こうした方々のお陰で、宝蔵寺沼の環境が保たれています。
令和6年度新役員 よろしくお願いいたします。
・今後の活動は、活動計画をご覧ください。
会 長 野中 孝一 連絡先 TEL048-565-1368
副会長 福地 秀夫
副会長 奈良 明
会 計 関口 芳明
幹 事 福地 秀夫
蓮見 誠子
浅野かおる
監事 高田 絹代
根岸 光子
各部長は、省略します。任期は令和6年3月31日まで
速報 令和6年度の主な事業(予定)
総 会 5月18日(土)13:30~
保存会議 ① 7月13日(土)13:30~
②10月12日(土)13:30~
場 所 羽生市農村センター
そ の 他 ムジナモ配布事業
※上記の日時に、市内外の希望者にム
ジナモ無料提供します。
申し込み・入れ物等、不要です。
放流が禁止になったため、会員の皆様には、配布用に増殖したムジナモをご持参ください。
早くも浮上始まる
写真は、令和6年2月11日現在、栽培中のムジナモの様子です。
今年は、暖冬傾向で1月中旬には浮上が始まり、現在約3cmまで伸びた個体もあります。
例年より、1ヶ月は早い状況です。皆様の状況はどうでしょうか?
冬もムジナモが見たい!ならば
冬芽の観察のつもりで、窓辺に置いたら
写真のようになりました。
令和6年1月の様子です。心が落ち着きます。
ムジナモ保存会で活動しませんか?
今年度の会員数は、130名を超えました。若い人や、親子で参加する会員も見られます。また、最近入会した30人ほどの半数は女性です。
ムジナモが「野生状態に復活」した現在、多くの皆さんに自生地を見ていただき、ムジナモに関心を持っていただきたいと思います。
ムジナモの育て方も「誰でもできる」ようになりました。ムジナモや植える植物を配布する機会もありますので、皆さんの参加をお待ちします。
上の「活動内容」から、本部・各研究部、広報部(広報ムジナモのバックナンバー)などが見られます。ぜひ、ご覧ください。
スマホは、右上の 三 アイコンからどうぞ
きれいにヨシ刈りが済んだ宝蔵寺沼
ようやく秋らしくなった10月、宝蔵寺沼も冬に備えてヨシを刈りました。水路の間際は増水時にムジナモが流出しないように30cmくらい刈らずに残してあります。また、鴨類の食害を防ぐため、姿
を隠せないように考えて高さを決めています。
展望台前水路のムジナモ
展望台のすぐ前の水路のムジナモです。水面を覆い尽くすほど多くのムジナモが浮かんでいます。
ただ、残念なことに沼水の中の成分が輪葉にくっつき茶色の固まりに見えてしまいます。しかし、先端は緑色でちゃんと生きていることが分かります。
令和5年度 第2回ムジナモ保存会議の開催
令和5年10月14日(土)農村センターにおいて
多くの会員が参加し、保存会議が実施されました。
前半の会議おいて、埼玉大学 金子康子教授から4月以降の自生地調査状況の説明があり、本年も9月にムジナモ数が117万株を超えたが、センチュウ対策や水路を掘り直した効果などの説明がありました。
また、質疑の中で金子教授から
①センチュウは水温35℃以上になると弱る。
②花芽は、1週間前の気温が高いとでき、当日は一日
中晴れていることが条件となる。
③冬芽は水温が15℃以下に下がると形成が始まると
いうことであった。
後半は会員の皆さんの自生地視察及びオタマジャクシの捕獲等を実施しました。
その他、「広報ムジナモ」10月号をご覧下さい。
(各部の活動→広報部)
日本初ムジナモ発見の地、
江戸川区の皆さんが羽生を訪れました。
8月17日(木)猛暑の中東京江戸川区のえどがわエコセンター主催の講座の一環で「食虫植物ムジナモ見学会」が行われました。
約30名の親子参加者は農村センターでのガイダンスの後、宝蔵寺沼ではムジナモ観察の他、植物やトンボなどの種類の多さに感心していました。また、さいたま水族館バックヤードでムジナモ栽培の様子を見せて頂きました。
ちなみに、江戸川区ムジナモ保存会の皆さんも参加されました
令和5年度
ムジナモ保存会議
令和5年7月15日(土)農村センターにおいて本年度第1回ムジナモ保存会議が開催されました。
ムジナモの生息状況について金子教授から調査結果からお話がありました。特に、今回はセンチュウへの対応について会員からも質問があり、センチュウは水温が高くなると弱ってくるので、今後減ってくるとお話がありました。
後半は、宝蔵寺沼で観察やオタマジャクシの駆除を行いました。
また、ムジナモやオモダカの配布も行い、市内外の20名ほどの方に提供
しました。
宝蔵寺沼除草作業
7月1日(土)小雨の降る中、宝蔵寺沼東の県道斜面の除草作業が実施されました。
ヨシが伸びて見通しが悪くなっていましたが、すっきりしました。
天候の悪い中、作業に当たられた方々に感謝です。
お知らせ
令和5年度 第1回ムジナモ保存会議(予定)
日時 令和5年7月15日(土)13:30~
場所 羽生市三田ヶ谷 農村センター
※ 後日、案内がいきます。
当日、会員・一般市民の希望者にムジナモを配布
する予定です。
令和5年度 総会
5月20日(土)農村センターにおいて総会が開催されました。写真・総会後の自生地調査
本年度の主な行事
保存会議
①7月15日(土)13:30
②10月14日(土)13:30
会場 農村センター(予定)
観察会
4~12月の第1土曜日
その他
・さいたま水族館、市教委との
連携事業等。
NHK朝の連ドラ「らんまん」対応、見学者増加への対応。
ムジナモ講演会
5月13日(土)羽生市産業文化ホール(小)において羽生市郷土資料館主催の「ムジナモと牧野富太郎の植物標本」と題して東京都立大学 村上哲明 教授を講師に迎え講演会が行われました。
ムジナモ保存会の会員も含め約300人が参加する盛大な会となりました。
なお、7月22日(土)には、羽生市教育委員会生涯学習課主催の日本のムジナモ発見者!「牧野富太郎の植物研究と生涯」講師 田中純子氏(練馬区立牧野記念庭園
学芸員)が行われる予定です。
ムジナモ写真掲示
5月の連休前に、宝蔵寺沼展望台前のワイヤーフェンスの支柱に成育中のムジナモと花の写真を掲示しました。
天気にも恵まれ、親子連れなど多くの方々が見学に訪れました。
すぐ下の水路のムジナモは、黒い固まりにしか見えず写真できれいなムジ
ナモを紹介しています。
令和5年度の活動計画(予定)
総会 5月20日(土)13:30~
保存会議① 7月15日(土)13:30~
保存会議②10月14日(土)13:30~
以上 農村センター(予定)
観察会 毎月の第1土曜日 10時 展望台集合
見学会(市教委と共催)※集合 展望台
7月5日 12日 19日 26日 8月9日
以上 各水曜日 10時~
8月5日(日)10時から
※会員も、参加またはお手伝いにご協力ください。
その他 水族館講座・市、市教委等の行事
お知らせ
NHK朝の連続ドラマ「らんまん」の放映を記念して「ムジナモ講演会」が開催されます。
1回目は、5月13日(土)14:00から
2回目は、7月22日(土)14:00から
場所は、ともに産業文化ホール(小ホール)
参加費無料・定員400名先着順
ムジナモ保存会も開催に協力します。
「ムジナモ アクセサリー」の販売もいたします。
ぜひ、ご参加ください。
順調に増殖しているムジナ
今年は、暖かいためか例年よりも浮上が早く、すでに分岐しているムジナモも多数見られます。
しかし、温暖化で気候が極端になり
夏の高温、局地的な大雨なども心配です。
お知らせ NHK朝の連続ドラマ「らんまん」関連記事
「広報部」に主人公のモデル、牧野富太郎博士の生涯が紹介されています。
上の活動内容から入れます。是非、ご覧下さい。
春の宝蔵寺沼
宝蔵寺沼では、春を迎えて多数のムジナモが浮上して来ました。
この時期は、カモの食害が多い時期なので防鳥テープを張る予定です。
※各部の活動 本部もご覧下さい。
浮上したムジナモ
3月1日春を待ちわびていたように、冬芽が一斉に浮上してきました。
今年は、冬の間に栽培容器のゴミや古い葉・アオミドロなど、すべてを魚すくい網で外に出しムジナモだけ戻しました。
水も大変きれいで今後が楽しみです。
※ 各研究部も、ご覧ください。
お知らせ
2月23日(祝)10時~
羽生市文化ホールにおいて「ムジナもん誕生日会」が行われます。
ムジナモ由来のゆるキャラ「ムジナもん」他、たくさんのキャラクターが出場します。グルメ、物産販売有り。
ムジナモ保存会もお手伝いしますで、お出かけくだ
さい。
令和年4年12月のムジナモ
冬芽になり水底に沈んでいます。春になったら元気に浮上して来ることを願っています。
※保護増殖部もご覧下さい。
ムジナモ保存会は、11月14日県民の日行事に参加しました。
さいたま水族館 ムジナモの標本作り講座
写真 指導する野中会長 詳しくは広報部へ
連絡 令和4年度 第2回ムジナモ保存会議(予定)
期日 令和4年10月15日(土) 13:30~
場所 農村センター
※ 羽生市菊花大会のため、駐車場は、水族館駐車場をご使用ください。
内容 前半 各報告、会議等
後半 現地にて、生育状況観察、特に、アゾラ(外来アカウキクサ)
オタマジャクシ駆除、等
ムジナモ栽培取材(撮影)
8月6日(日)羽生市教委主催の「ムジナモ観察会」に伴い、NHK熊谷支局によるムジナモ栽培状況の取材がありました。
この映像は、「ムジナモ観察会」の様子の紹介の際に、使われるとのことです。
令和4年度第1回「ムジナモ保存会議」 報告
令和4年7月16日(土)13:30より
農村センター和室において、約40名が参加。
野中会長のあいさつに続き、生涯学習課 米花課長から
・自然状態でムジナモが生育していることを証明するため、今後は「ムジナモ放流」は中止する。
・公園の大きい池の一部に、ムジナモを展示できるような場所を考
えている。
・会員には、今後も、ムジナモ増殖に取り組んでいただきたい。
等の、お話がありました。
協議事項(前半)
(1)宝蔵寺沼ムジナモ自生地の生息状況と今後の見通し
埼玉大学 金子康子教授
・今年は、前年に比べ、株数が少ない。
・アメリカザリガニの食害が顕著。ウシガエルが減ったた
め。
・マコモが繁茂している。陸地化している水路も含め対応が
必要。
・アゾラ(外来アカウキクサ)が増えている水路がある。
6月26日 現在、約21万5千株
・今後は、湿地として環境再生とムジナモ等の観察場所を設
ける必要がある。
(2)宝蔵寺沼ムジナモ自生地の観察について
尾花前会長
・ウシガエルの卵塊が少ない、アメリカザリガニが多い。
・マコモが繁茂しすぎている。今後、水路再生を図る。
・出水で流れたムジナモが、他の水路に流れ着き、自力で増
殖している。
・黒変して弱ったムジナモがあったが、再生してきた。
(3)その他
・会員から質問 水が温かくなり過ぎると成長は悪くなる
のか?
答え ムジナモは極端に温まらなければ大丈
夫。アオミドロなどが繁殖しやすくな
る。日影を作ってやるとよい。
・クワイ・トチカガミ・アサザ・ホテイアオイ等の配布。
・市販の赤玉土を使った栽培法の報告。
後半 自生地観察・オタマジャクシ、ザリガニ、アゾラ等の除去
なお、当日は、一般市民にもムジナモを提供しました。
6月27日、アサザの花が咲きました。
約30年前に、宝蔵寺沼にあった株を保護し、増やしたものです。
この他、トチカガミもありますので、次回、保存会議の際に、希望者にお分けします。
令和4年度 羽生市ムジナモ保存会役員
会長 野中孝一
副会長 福地秀夫 奈良 明
会計 根岸光子
幹事 福地秀夫 蓮見聖子 浅野かおる
監事 高田絹代 関口芳明
研究部 部長 副部長
保護・増殖部 島崎 一 小林真由美
調査・研究部 柴田千晶 尾花幸男
自生地復元部 鈴木敏男 斉藤雅弘
広報部 橋本智志 福地秀夫
任期 令和6年3月31日まで
よろしくお願いいたします。
お知らせ
令和4年度 ムジナモ保存会総会の開催について
日時 令和4年5月14日(土)
13:30~
会場 羽生市三田ヶ谷農村センター
大集会室
※総会終了後、希望者には、ムジナ
モを提供します。
1ヶ月前くらいに、案内が届きます。
写真は、春の宝蔵寺沼。
「誰でもできるムジナモ栽培」を実践してみました。
春になり、浮上して、中には分岐もしている元気のよいムジナモ達の様子です。
このムジナモは、昨年7月に「誰でもできるムジナモ栽培」を公開した際に、書いてあるとおりに実践した実験的な取り組みです。※5株投入。
午前中に、直射日光がよくあたり、水温が他の容器より高めなのが特徴です。容器の色が茶色いのも水温が上がり良く育つ要因かも知れません。
この容器は、道路から直接見られる場所に置いてあるので、ご近所の皆さんが、よく覗いていきます。
栽培法は、活動内容の保護・増殖部をご覧ください。
今まで、色々な栽培法を試してきま
したが、これほど・順調なのは初めて
です。
冬芽の浮上
R4.2.19
積雪や厳しい寒さの中でも、日当たりの良い場所のムジナモは元気に浮上してきました。
場所により、浮上の時期は異なりますが、次々に浮かんでくる、鮮やかな緑の芽は春の到来を知らせる風物詩でもあります。
羽生市ムジナモ発見100周年
記念缶バッチをいただきました
羽生のムジナモ発見100周年を記念して松戸市在住の方から、手作りの記念缶バッチを:贈っていただきました。
本年の100周年記念事業もコロナ禍の中、なんとか無事に開催できました。
その、最後を飾るうれしい出来事に私たちもたいへん感激しております。
ありがとうございました。
ムジナモは、冬芽になって眠りに入りま
した。春になったら、是非、浮上したムジ
ナモをご覧に、宝蔵寺沼までお出かけくだ
さい。
ムジナモの、冬季の世話について質問を受けました
「伸びたヨシやガマは、どうすればよいのですか?」
11月ともなると、ムジナモは「冬芽」(とうが)を形成します。
ムジナモ本体は、成長を止め茶色く枯れてきます。
緑色のムジナモも見られますが、ヨシやガマは、左の写真のように、水面ギリギリの所でカットします。(写真は、比較のため少し残してあります)
刈り取ったヨシやガマは、保存しておけば、翌年、水質調整に使えます。
12月に入って、冬芽だけになったらムジナモの枯れた部分や細かいヨシの葉などを取り出します。
きれいにしておくと、翌年、腐敗して水質悪化することを防げます。
なお、ムジナモは氷が張っても平気
です、防寒は必要ありません。
水が減ったら、足してやります。
今年度の生育状況を説明する尾花会長
10月16日(土)13:30より、農村センターにおいて、本年度第2回目のムジナモ保存会議が開催されました。
埼玉県の緊急事態宣言も解除されましたが、もちろん、新型コロナウイルス感染防止対策を行った上で、実施しました。
また、同時に、一般市民に、ムジナモ栽培への挑戦を「広報はにゅう」で呼びかけたところ、14名の方が見えました。今後も、この事業は続けていきます。
お知らせ 1
9月26日(日)8:00~8:25
NHK番組「小さな旅」において羽生市が紹介されます。番組中でムジナモ保護の様子も紹介される予定です。
ぜひ、ご覧下さい。
お知らせ2
10月16日(土)13:30~ 三田ヶ谷農村センター
※駐車場は、水族館駐車場をご利用下さい。
(農村センターは菊花展のため利用できません。)
お知らせ
令和3年7月25日現在 ムジナモ数
703,140株
※ おもに「自然増殖区域」で自力増殖したもので、
「野生状態」での最高数を更新しました。
日頃の、会員の皆様によるオタマジャクシなどの
駆除活動や清掃活動のお陰と感謝いたします。
令和3年度第1回保存会議が開催されました。
令和3年7月10日(土)10:00
本年度、第1回目のムジナモ保存会議が、コロナ対策に配慮した上で行われました。
梅雨明けを思わせる晴天の中、約50名の、個人・団体会員が参加し、コロナ予防対策から総会が縮小して開催された経緯の報告と、今年度の活動を提案のとおりに行うことが確認されました。
後半は、自生地の生育状況の観
察と、日本精工・東亜酒造・羽生積
水の有志の皆さんと食害生物の駆
除を行いました。
各部の活動も御覧ください。
「お知らせ」にも、ムジナモ発見100周年事業の案内があります。
お知らせ 令和3年度総会は中止となり5月22日(土)
三田ヶ谷公民館において役員・市教委生涯学習
担当者が出席し、臨時総会として行いました。
※本年度の活動は、活動内容・活動計画をご覧
下さい。
2021年は、羽生でムジナモが発見されて100周年です。
浮上してきたムジナモ
2月も半ばになり、寒い日が続きますが、早くもムジナモが浮かんできました。コロナ予防で生活自体も大きく変わってしまいましたが自然のリズムは変わらないようです。
羽生市におけるムジナモは、1921年(大正10)9月に三田ヶ谷在住の教員、速水義憲氏が宝蔵寺沼近くの平島というところで発見されました。
速水義憲氏は、元は関根姓であり、田山花袋の小説「田舎教師」の中で主人公「小林秀三」の同僚教師として登場する「関 訓導(先生)」のモデルでもあります。
のちに速水と姓が変わり教員として体育指導に力を発揮する一方、植物採集を趣味とし、研究に携わりました。
※写真・文 文学散歩「田舎教師」羽生市教育委員会を参考にしました。
令和2年10月17日(土)令和2年度第2回ムジナモ保存会議が天候の悪い中、41名の熱心な会員の参加の下、さいたま水族館前休憩舎にて実施されました。
会議におきましては、埼玉大学の金子康子教授からムジナモ生息数についてお話があり、年度当初は少ない本数であったが、夏以降たいへん生育がよく10月4日の調査では約46万7千株と最高数を記録したと報告されました。
また、尾花会長からムジナモの増殖状況と宝蔵寺沼の環境について説明があり状態の良くないときや順調に回復した際の様子が報告されました。
また、今年の特徴として、花の開花が例年に比べ少ないこと。特に8月が全く咲かなかったことが上げられました。
そして今回は、会員から2,700株が持ち寄られましたが悪天候のため後日、役員が「試験放流区域に」放流することとなりました。
各部の活動にも資料等がありますのでご覧下さい。
10月17日(土)開催予定の「ムジナモ保存会会議」で報告いたしますが、埼玉大学 金子康子先生の調査によりますと宝蔵寺沼には現在467,000株のムジナモが生息しているものと推定されます。これは、過去最高の数となります。
特に№44の水路は昨年の冠水時に流れ着いたムジナモが今年になって大繁殖したものと思われるということでムジナモ本来の生態であるかも知れません。こうして自力繁殖することで野生絶滅からの脱却へ向けて一層励みになる出来事でした。
17日には是非ご参加下さい。詳しくは↓をご覧下さい。
令和2年度第2回ムジナモ保存会会議
日時 令和2年10月17日(土)午前10時 雨天決行
※マスク着用・体調の悪い方はご遠慮下さい。
会場 さいたま水族館 休憩舎
駐車場 さいたま水族館駐車場
内容 ムジナモの生育状況等
ムジナモの放流・沼の見学
オタマジャクシ駆除(協力できる方)
※希望者にはムジナモを10株配布します。
9月の宝蔵寺沼 生育状況は、活動内容の「調査・研究部」をご覧下さい。
ムジナモ株数
令和2年8月2日現在、約23万8千株でした。昨年に比べると少ないと思われるかも知れませんが数量的には十分な株数です。
昔の宝蔵寺沼でもムジナモはヨシの間に散見できる程度であったと地域の方々も言っています。
「ムジナモ自生地」説明板の設置
展望台の下に写真のように説明板が設置されました。
今後は、保存会活動を知らせる看板等も設置できればと考えています。
令和2年7月11日(土)さいたま水族館前の休憩舎において本年度第1回目の保存会議が開催されました。本年度は新型コロナ対策のため通常の開催とは異なり感染予防第一で取り組ませていただきました、このような状況の中でも参加者合計32名。持ち寄っていただいた株数は1450株でした。たいへんありがとうございました。
本年度は、新型コロナウイルスの感染拡大のため、総会の開催を中止いたしました。
つきましては、本年度は役員の改選の年であり総会において皆様のご承認をいただかなければならないのですが、羽生市教委との連携や保存会の活動を行うために特例として役員会において承認をいただきましたので掲載いたします。
また、昨年度の活動報告や会計報告等の資料も活動内容の「本部」に掲載しましたのでご覧下さい。
なお、詳しくは令和2年7月11日(土)開催予定の第1回ムジナモ保存会議で報告いたします。
令和元年度 羽生市ムジナモ保存会役員一覧
会 長 尾花幸男
副会長 野中孝一 福地秀夫
会 計 小林真由美
幹 事 福地秀夫 蓮見誠子 高田絹代
監 事 浅野かおる 鈴木敏男
保護・増殖部長 島﨑 一 調査・研究部長 柴田千晶
自生地復元部長 奈良 明 広報部長 橋本智志
(令和2年4月1日~令和4年3月31日まで)
※ 各研究部の活動内容もご覧下さい。
今年は暖冬の影響か、ムジナモの浮上が早く緑色も鮮やかに、たくさん浮かび上がってきました。
浮上し一度芽が伸びてしまうと、例えば砂を洗ったり植物を植え替えると急速に生育が悪くなってしまう場合もあります。
そこで、水が透明で汚れていなければアオミドロや昨年の枯葉などを取り除きサクラやシイの枯葉をやや多め(30枚くらい)に入れてしばらく様子を見ましょう。
令和元年度は、各地で台風の被害がありましたが、宝蔵寺沼でも冠水がありムジナモが流失する事態となりました。
流失したムジナモは、羽生市教育委員会の職員やムジナモ保存会の会員によってかなりの数が救出されました。また、事前に上からネットを設置したところ流失防止にたいへん効果がありました。
冠水は、ムジナモが流されるというマイナス面もありますが、流されたことでこれまで生育の思わしくなかったNo.9や今年掘り上げたNO、40に流れ着き増殖したよい面もあります。
11月10日現在、約15万株のムジナモが確認され、越冬に向かっています。(前年同期約8万6千株)
冬は、カモなどの食害が心配されますので、防鳥テープなどで対処し、元気に越冬できるよう手助けをしたいと思います。
8月30日現在のムジナモの様子
7月までは、それほど調子がよかった訳ではないが、枯れ葉(サクラ・シイ)を入れたところ、急速に回復した。直径30cmほどの容器だが水面を覆うほど繁殖している。
枯れ葉は、1回目は20枚入れ
その後様子を見ながら1~2週間ごとに10枚くらい足していく。
会員 福地
←ムジナモの状況を観察する。会員の皆さ ん。
4月現在、約12万株のムジナモが生育していると思われます。
写真、左奥に完成した展望台が見えています。今後活用します。
主な日程
7月 6日第1回ムジナモ保存会(放流会)
10月19日第2回ムジナモ保存会(放流会)
観察会 毎月第1日曜日 10時頃
ムジナモの種子からの発芽・生育の実践例が「活動内容」の「自生地復元部」にあります。
展望台の設置
宝蔵寺沼北側に、展望台を設置する工事が進められています。平成31年3月中に完成する予定です。
平成31年度の活動案
総 会 5月11日(水)
保存会議①7月6日 ②10月19日
※ムジナモ放流含む
観察会 毎月第1日曜日 10月まで
見学会(羽生市教委主催・要申込み)
7月17・24.31 8/7 各水曜日
7/28のみ日曜
詳しくは、活動計画をご覧ください。
平成30年度の各調査データも、各部にありますのでご覧ください。
1890年(明23)現在の東京都江戸川区北小岩において、日本で初めて「ムジナモ」を発見し、名付け親でもある牧野富太郎氏の物語がNHK総合テレビで放映されることになりました。
放送日 平成31年1月23日(水)
夜10:25~11:10
番組名 歴史ヒストリア
題 名 「私は植物の精である」
牧野富太郎 夢の植物図鑑
※ 物語の中で、「ムジナモ放流会」の
様子が短時間ですが放映されます。
是非、ご覧下さい。
平成28年6月26日 54,639株
9月25日 151,565
平成29年6月18日 137,580
9月24日 205,150
平成30年6月10日 83,270
7月29日 434,500
9月 2日 302,940
10月 7日 456,260 ※ 過去最高数
11月11日 86,400
※今年は、珍しく冠水の少ない年であった。来春以降の生育が楽しみである。
調査 埼玉大学調査チーム・羽生市教育委員会・ムジナモ保存会
・ここ数年、安定して増殖している。
・自然環境が向上し、水質改善やアメリカザリガニやウシガエルのオタマジャクシ の駆除に取り組んだ効果が出てきた。
合計数 434,500株 ※過去最高数を更新しました。
・最も数が多いのが自然増殖区域で、花芽もたくさん見られました。
・放流区域では、7月7日の放流会で放流した№2で生育が確認されましたが、他の
場所では定着しなかったようです。
・三田ヶ谷小学校放流区域は、順調に増殖しています。
ムジナモ増殖の阻害要因は、ウシガエルのオタマジャクシ、アメリカザリガニなどの食害です。放流会では、会員の皆様にも駆除のご協力いただきましたが今後もよろしくお願いします。
今後は、大水によるムジナモ流失が心配されますが、マコモなどの刈り方を工夫して被害を防ぎたいと思います。
平成30年7月7日(土)
内容 会員の実践例
「ムジナモの種子からの発芽」
※ 内容は、活動内容の自生地復元部
をご覧下さい。
宝蔵寺沼の現状
・6月10日現在 83,270株生息
・自然増殖区域で、順調に増殖中。
・試験放流区域は、No2で若干増加。
・食害対策で外来種の駆除をしました。
放流会の様子(約1,500株放流) (アメリカザリガニ・ウシガエルのオタマジャクシ等)
日時 平成30年7月7日(土)
13:30~
会場 三田ヶ谷農村センター
内容 1 会員の栽培状況報告
「ムジナモの種子の発芽例」
2 各部の活動報告
3 放流場所の説明
会議終了後宝蔵寺沼にてムジナモ放流及び見学会、オタマジャクシの駆除。
昨年の活動 ※ 長靴、玉網は各自、持参。
※ ムジナモの配布もします。
4月15日現在のムジナモ
合計 22,130株
○ 赤褐色や黄褐色の浮遊物に覆われている水路が多いが、ムジナモは元気に増殖中。
○ 昨年までムジナモが定着しなかった№2で生育が確認された。
調査 埼玉大学 金子康子 先生
昨年の7月から9月にかけて20万株以上に増殖したムジナモも、台風による冠水で、約5万株ほどに減少したものの、十分な数が越冬したと見られ、今年度も多くの増殖が期待されます。
今後は、ムジナモ保存会も、ムジナモが自力で安定して増殖できる「野生復帰」を目指して羽生市をはじめ関係機関と連携し活動していきたいと思います。
「活動内容」の各部の活動も、ご覧ください。
期 日 平成29年10月14日(土)
参加者 51名
羽生市では、レッドデータブックのカテゴリー「野生絶滅」から「野生復帰」を目指すため、ムジナモ放流に際し、市教委の許可が必要となりました。
当日は、許可が間に合わず、見学会に切り替え、現状を見ていただきました。
また、尾花会長・奈良会員の自宅を訪問し、栽培状況を見学しました。
7月15日(土)真夏の暑さの中、羽生市三田ヶ谷農村センター・ムジナモ自生地において、保存会議と放流事業が行われました。
現在自生地には、約15万株のムジナモが生育していると思われますが、今回から野生復帰を目指す場所には、いっさい放流せず、定着のよくない水路に約6000株を放流しました。
自生地復元部・広報部もご覧下さい。
今回は、日本のムジナモ発見の地、江戸川区小岩のムジナモ保存会の中島会長様と会員の皆様5名の方々と、ムジナモの育て方等について意見交換会を行いました。
※ 次回は、10月14日(土)13:30~ 農村センター集合 です。
なお、会員でない方にも、ムジナモを配布しますで、是非、ご参加下さい。
魚類・オタマジャクシ駆除に参加した皆さん。
今回は、役員と一般会員、羽生積水(株)の皆さん。18名で実施しました。
釣りや玉網ですくったり、網を仕掛けて追い込み漁をしたりと、色々な方法で取り組みました。
第1回放流会について、「お知らせ」をご覧ください。
平成29年5月28日、会員等、羽生積水(株)の皆様、合計18名で実施しました。
成果として、ウシガエルのオタマジャクシ9、ライギョ1、フナ3の結果でした。
意外に少ないのは、これまでの駆除の取り組みの効果と思われます。
詳しくは後日UPします。
参加者の皆様、暑い中ありがとうございました。
平成29年度の総会日が決まりました。
期日 平成29年5月13日(土)13:30開始
場所 羽生市三田ヶ谷農村センター 大集会室
※入会希望者がおりましたら、当日参加またはお申し出をお願いします。
活動内容の各部の活動にも、情報がありますのでご覧下さい。
「皆さんの、入会をお待ちします。」 ムジナもん
入会希望者は、一番下まで。
7月31日・8月7日の二日間羽生市教委主催の、宝蔵寺沼において、観察会が行われました。
熱い日差しの中、ムジナモの花の観察や生育状況などを熱心に見ていました。
ムジナモは沼の全域で順調に増殖をしております。6月下旬からムジナモのつぼみを確認していましたが、7月7日に花の咲くのを写真に撮ることが出来ました。
新会長に、尾花幸男さんが就任し、総会において、今年度の活動計画等が承認されました。詳しくは、活動計画をご覧ください。
昨年の秋から冬にかけて水の中に沈んでいたムジナモは、暖かくなり水面に数多く浮かんできました。今年の生育が楽しみです。
平成28年2月28日調査
宝蔵寺沼にも冬が訪れ、ムジナモも冬芽をつくり、水の中に沈んでいきます。宝蔵寺沼の葦やマコモも枯れて美しい風景を醸し出しています。一度訪れて見ませんか。
ムジナモ放流会
羽生市ムジナモ保存会は、ムジナモの保護・増殖及び宝蔵寺沼ムジナモ自生地の保全を図ることを目的とし、1983年(昭和58年)10月に地元市民を中心に発足しました。
初代会長は、永年、ムジナモの研究に携わってこられた食虫植物研究会長の小宮定志氏が就任し、その後、市民に引き継がれています。
最近は、ムジナモ保存会への関心も高まり、現在約130名の個人会員、4つの団体会員が所属しています。羽生市民が中心ですが、近隣の市や、群馬県など県外から参加されている方もいます。
本会の目的に賛同する方であれば、どなたでも入会できます。最近は、若い方や女性・親子の会員が増え、活気が出てきました。
羽生市ムジナモ保存会 048-565-1368(野中会長)
羽生市郷土資料館 048-562-4341
「野生絶滅」から「野生復帰」に向けて、今後、保存会の活動がより一層重要になることと思われますのでご支援ご協力をお願いします。
また、「野生復帰」を目指すため、生育調査、水質調査、地質調査、ミジンコや水生動物調査など埼玉大学をはじめ、多くの研究者、研究機関が取り組んでいます。